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Cynthia Clips

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  品番
 発売日
  LD:SRLM-327
  VHS:SRVM-327
 1992/11/21
 1992/11/21



曲名
作詞
作曲
編曲
備考
1
青空
来生えつこ
都志見隆
萩田光雄
松下電工・エステ商品イメージソング
1992/05/21発売シングル曲
1992/06/21『Maturity』2曲目
2
光る女
阿久悠
井上大輔
萩田光雄
1992/06/21『Maturity』2曲目
1993/03/21「約束」2曲目
3
Still my life
吉田勝一
小林明子
大谷幸
1992/06/21『Maturity』8曲目
(Cynthia インタビュー部分)
もう一回、ちがうかたちで、ちがう時代の中で、
もっと自分がやりたいように何かができればいいなと思って、
始めようと思ったんです。だから、ほんとうの理由っていうのは、
正直言って、ないんですね。好きなことをやっていたい。
だから、どうして今頃っていうけど、どうして理由が
必要なんだろうって、ほんとうに思う。
どうして理由をつけなきゃいけないんですかって。
理由がなくて何かをするのはいけないのかなって。
ただ、したいからとか、ほんとうに今したいからなんです。
二十代は、もうほんとうに、二十代のときに、結婚のときも
こういう結婚をしたいとか、こういう生活をしたいとか、
将来こうなりたいとか、そんなんじゃない。
三十代を過ぎるとですね、三十代ですけど、まだ。まだ、三十代。
三十代過ぎると、日々、毎日を大切にして、楽しいことをして、
イヤなことはしたくない。
でも、みんな、イヤなことをしながら生きていると思うんです。
どっちかっていうと、みんな妥協して。
でも、最大限にできるだけ自分が生きたいように生きていたい。
ビデオは初めてです。あたしの時代にはなかったです。(笑)

「青空」

歌手としては、とにかく自分の得意な分野は決まってるって思ってます。
今回、ビデオでもいろんな冒険をしました。私は私なりに。
たとえば、makeupと。昔は、ほんとうにmakeupをしない。しないと。
で、篠山さんも写真を撮るときに、昔makeupをしていくと、
「顔洗ってらっしゃい」って言われるの。で、「えっ?」ってって、
「顔洗ってらっしゃい。似合わない」
で、今の生活の中でも、お化粧するといちばん似合わないって
言うんです、篠山さん。
でも、歳とともにやっぱりメイクの力は必要で、で、まあ、
今回初めてほんとうにメイクっていうものに挑戦してみた…。
そのvisualな部分で、メイクをしたときは自分は
どう映るんだろうって見てみたかった。だから、挑戦して、
まかせっぱなしで、で、メイクの範囲でも私にはできるメイクと
できないメイクがあるっていうこともわかったし、
それはすごく私にとってはよかったと思います。

「光る女」

Cynthiaは、生まれたときからついてる名前で、あのー、
Catholicなんですね。で、洗礼のときのChristian nameで、
学校もずっとCynthia Pauleで来たんです。それで、
デビューするっていうことになって、南沙織という名前がついて、
Cynthiaっていう名前が、あのー、当時沖縄は、えー、
日本じゃなくてアメリカみたいなとこだったんで、
パスポートで行き来しなきゃいけない…。そうすると、
Cynthiaでパスポートで行き来すると、半年に一度沖縄に
戻らなきゃいけないとか、まあ、あのー、学校行ってたんで、
そういうことだとか仕事だとか、いろんな問題があるんで、
二重国籍だったあたしをひとつの国籍にしたときに、
“シンシア”は、まあ、捨てたみたいな形になったんです。
でも、本来、学校でも名前はCynthiaだし、ずーっと大学までも
Cynthiaだったんです。ただ、どういうわけか、
途中でパスポートが日本のパスポートになって、
国籍をひとつにしなきゃいけなくって、またちがう名前があって、
で、芸名の南沙織ができてって感じで…。
あのー、どっちも私なんですけどね。
ただ、そういうふうなのがあって、ひとつにまとめたくて、
今回Cynthiaにしたんですね。でも、不可能みたい。
名前を消すのは。南沙織を消すのは。南沙織じゃなくてCynthiaで
行きたかったんです。もっと自然に。私にとっては自然なんで。
でも、もういいかななんて、今頃思っているんです。
どこ行っても、やっぱり、南沙織っていまだに言われるんで。

「Still My Life」

こどもがあって、夫がいてっていう状況の中で、女性が働くっていうのは、
まだnegativeな考えを持っている人がすごく多いと思うんです。
でも、ほんとうに若い人たちの中では、きっとこの考えを、
ものすごく、(「Beautiful day」がBGMとして入ってくる)もう、あのー、
だいぶ解消されてると思うんですね。夫っていうのかな、
夫はもっと女の人がおうちにいて、おうちのことをやってると
安心ではあると思うんです。うちの場合は、もちろん、
彼はいろんなことを絶えず考えてものを作っているんで、
幸いにもすごく大っきい人だなあと、あのー、幅のある人で、
寛大で、今回すごくありがたいと思ってます。
で、もし彼がものすごく小っちゃかったりしたら、
あたしはおうちにいなきゃいけなかったと思うんです。
そして、あたしはきちんとそれを受け入れたと思うんです。
ダメって言われたら、「あっ、そうかな」っと思って。
でも、彼はものすごくあたしにチャンスを与えてくれて、
その寛大さがすごくよかったなあって思います。だから、
お互いに話すことがすごくあるんですね。ものを作るってこと、
会話もあるし、I am not left behind. He always…、あー、
なんていうのかな。彼は外に出ているから、
いろんなものを見て大きくなっていく。あたしはおうちにいて、
ものすごく小っちゃくなる環境の中にいるにも関わらず、
ものすごく引っぱっててくれて、余裕を与えてくれる。
だから、それをあたしはその中で最大限に、やっぱり人間としても
成長していかなきゃいけない…。

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