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2018年10月 の伝言板を読む
2018年08月 の伝言板を読む
9月16日に引退した安室奈美恵さんの事がワイドショーなどで1日中報じられて いるのを見て、ふと過去の記憶が蘇りました。安室さんとは全日本有線放送大賞の 打ち上げパーティーの会場でご挨拶しただけのご縁でしたが…自分が歩んできた 歴史の中の出来事がまたひとつ区切りを迎えたのだと少しですが寂しくなりました。 そして、そういう機会を持つ事が出来た原点はやはりCynthiaと、そして当時を共に 過ごしたファンクラブの方々との出会いが大きく影響した事は紛れもない事実です。 東京勤務時代…当時、坂本冬美さんの事務所の役員を務められいた、かつてCynthiaの チーフマネージャーだった田代さんと何度か仕事でお会いする機会があり、その度に 「彼はね、昔…南沙織のファンでね…」と冬美さんに説明するので「田代さん、それ 何度も聞いてます!」と冬美さんにたしなめられている姿を見て、校則で丸刈りに していた高校生が仕事相手として目の前にいる事を純粋に喜んでくださっているんだなと 思いました。そしてその瞬間、何かひとつのも のに区切りがついたというか、ついて しまったと感じました。それを安室さんの引退の報道を見ていて、ふと思い出したんです。 ファンクラブでは一番年下だった僕も来年は還暦です。息子も28歳になりました。年月を 重ねる中でいろいろなものを得て、いろいろなものを失って行く。そしてこの年齢になると 失うものの数の方が圧倒的に多くなり、老いるという事はこういう事なのだと改めて感じた 1日でした。